Cakewalk SONAR X1でのお題MIDIの取り込み方について - 特集:徹底比較!DTM音源ピアノ音色聴き比べ - S-studio2

(2013-03-21掲載)

Cakewalk SONAR X1でのお題MIDIの取り込み方について

SONARの場合、読み込み手順によってはお題MIDIデータ取り込み時にテンポデータが反映されません。
これはお題MIDIに問題があるわけではなく、SONARのプロジェクトに関する仕様の問題です。

SONARではプロジェクトを開いた状態でMIDIを読み込ませても、プロジェクト側のテンポデータが優先されるため、
外部から取り込んだMIDIデータ(ここではお題MIDIデータ)のテンポデータは無視されてしまい、テンポデータが反映
されません。テンポデータが反映されない場合、SONARユーザーでご参加される方は下記の手順に従いお試しください。

SONAR X1でお題MIDIを読み込ませる方法

(画像はSONAR X1 LEですが、その他のバージョンも概ね共通の操作です)

【手順1】起動時に「クイックスタート」ガイダンスが表示されている場合は閉じます。

プロジェクトは開かないでください。
プロジェクトを開いた状態でお題MIDIを読み込ませるとプロジェクト側のテンポデータが優先されてしまい、
テンポが反映されません。

【手順2】プロジェクトは開かずに(開いている場合は閉じてから)[ファイル]→[開く]の順番に選択します。

【手順3】お題MIDIを選択し、[開く]をクリックします。

当企画ページよりダウンロードしたお題MIDI(デフォルトでは『piano.mid』)を選択して読み込ませます。

【完了】テンポが反映された状態でお題MIDIが読み込まれます。

このあと任意のVSTiを指定してテンポが正しく反映されているか確認してみましょう。
当企画ページで掲載されているmp3データとも比較してみてください。

ポイントはプロジェクトは開かない状態で読み込ませることです。
読み込んだお題MIDIデータを再生試聴すれば分かりますが(当企画ページで掲載されているmp3データとも比較してみてください)、
テンポデータが反映されていれば再生時間は無音時間を1〜2秒考慮してもおおむね30秒前後になるはずです。
反映されていないとリタルダンドなどがないため、20秒ちょっとで再生が終わってしまいます。

テンポデータが反映されていないデータは掲載することができず、再収録をお願いすることになってしまいますので、
設定をよくご確認の上、テンポデータが正しく反映されていることをチェックしてからレコーディングしていただきますよう、
よろしくお願いいたします。


(参考)お題MIDI再生時に音が途切れたり発音が抜けたりする場合の対処法

ほとんどの場合問題ありませんが、PCなど環境の問題によってはお題MIDI再生時に音が途切れたり発音が抜けてしまう場合があります。
この問題はSONARのMIDIバッファの値を調整することで解決する可能性がありますので、うまく再生できない場合は以下の方法をお試しください。

SONAR X1でMIDIバッファを調整する方法

(画像はSONAR X1 LEですが、その他のバージョンも概ね共通の操作です)

【手順1】SONARを起動し、[編集]→[環境設定]の順番に選択します。

【手順2】環境設定画面の「MIDI」-「録音/再生」項目を選択し、「再生」の項目にある「バッファ容量」を調整します。

念のため変更を加える前に元の数値を控えておきましょう。
PCのスペックや環境によって変わりますが、概ね「250、500、1000(msec)」などの値を設定して試してみてください(数値を多くしてみてください)。
これで改善されない場合はASIOバッファなどI/Oデバイスの調整が必要な可能性があります。


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