それは電車の中でのできごと。
いつも使っている安物のイヤホンが急に方耳しか音がでなくなりまして。
音楽を聴いていないと死んでしまう(笑)まひまひは慌てて山手線の電車から降りて、
助けを求めるように家電量販店へ……もちろん、代えのイヤホンを買うためです。
何を買うか迷うことはありませんでした。そろそろヘタってきた頃合だったし、
次に買うイヤホンは既に検討済みだったのです。
まひまひ「MDR-EX90SL、ください」
そう、SONYのカナル型イヤホン「MDR-EX90SL」。私も持っている、業務用リファ
レンスモニタリングヘッドフォン「MDR-CD900ST」の設計理念を踏襲したカナル式
の高級イヤホンです。900STを踏襲しているということもあって、非常にモニター的
な出音が特徴で、廉価なのに(定価12390円)、最終調整を職人がひとつひとつ
手作業でしているというのも、発売当時話題になりましたね。
今時珍しく、発売と同時に爆発的な売れ行きを見せ、一時はどこにも見当たらなく
なったという、話題に上ったのが記憶に新しい商品です。
というわけで、どんな音がするのか、前から欲しかったので楽しみにしていたのですが。
店員「すいません、さっき最後一個が売れちゃったんですよー」
なにぃ!Σ∵
……うー、困った。いかんせん急なことで持ち合わせがそんなに無かったと言うことも
あるのですが、無いものは買えまい。他の店を当たるか?とも思ったのですが、
とりあえず一時的に代用できるものでいいから買うことにしました。
そこで購入したのがこちら。
SONY「MDR-EX85SL」定価6195円。
MDR-EX90SL(以下「90SL」)の弟分の機種です。
使用している部品や素材が若干違うというのと、手作業での調整を省くことで価格を
抑えた廉価版になります。実質「ほぼ」90SL相当の音質を持っているわけですが、
こいつ、抜群にC/Pがいいです。このレベルの音質で実売4000円以下というのは
なかなかお値打ち。もちろん好みがありますけどね。ソニーの固めの音、低音の量感
が好みである、という前提ですけど。この値段だと90SLの予算で2個買えますが、
それだけの差があるかと考えるとなかなか良品ではないでしょうか。
とはいえ、90SLを聴いたことがあるのですが、やはりMDR-EX85SL(以下「85SL」)
は中低域がもっさりした感じ。高域の伸びも90SLに及ばず、残念ながら90SLとの音の
違いは明確です。
上の記述と矛盾していることを書いているかもしれませんが、厳密に聴いていくと、
やはりどうしても数段90SLの方が上だと言わざるを得ません……が、普段使うリス
ニングとして考えるとあながち85SLの選択は間違いではないかもしれないです。
それは90SLと比べて85SLは良い意味で音が軽いということ。90SLはもっとモニタ
寄りな出音で耳に突き刺さる感じがしますが、85SLの方はすこしまろやかなんです
よね。
まだ使い始めて10時間程度。エージングはこれからといったところですが、今聴いた
感じだと、意外とこいつ、侮れないかもしれません。というのも、ちょっとヘッド
フォンオーディオにうるさい方ならすぐにピンとくると思うのですが、確かにエージ
ング前なので音が団子になって聴こえてくるものの、エージングすると明らかに良く
なるだろうという、確信を持てるような音がします。ポテンシャルを感じる音がします。
今からが楽しみです。
また、たま~~に低音が暴れるんですが、これもエージング待ちですね。
ともかく、90SLを手に入れるまで、こいつとゆっくり付き合ってみたいと思います。
ちなみにカナル型イヤホンを使用するときは、装着に関して特に繊細に意識して
良いポジションを見つけるようにしましょう。カナル型イヤホンは付け方が正しく
ないと、あからさまにダメな音がします。正しい装着をしないと本領を発揮しません。
ネットで見ていると、「……それってちゃんと装着できていないんじゃ……」みたいな
レビューを書かれていらっしゃる方が多い気がするので、一応書いておきますね(苦笑)。