EAST WEST「QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra」ライブラリー。
通称「QLSO」。オーケストラライブラリとしてVSLに比肩する品質が高い評価を
得ているこのソフトシンセ。VSLを知っている方はQLSOもご存知でしょう。
今日は特に突っ込んだ話をするわけでもなく、そんなんもありますよー的な、
最近色々チェックしているソフトシンセを軽くご紹介させていただきますよ、と。
まあ相変わらずフェイクオーケストラを志しているわけですが(笑)。
さてこのQLSO。いくつかラインナップがありますが、フルセットで34万円くらい
だったかな。おいそれと手は出せないものの、VSLがフルセットで160万円からする
ことを考えればまだ安いでしょう。つっても、下位版とかなら3万円くらいから買え
ますので、全部揃える必要はないかもしれません。
……もっとも、こういった音源が欲しい人はフルオーケストラしたいんだろうから、
結局ほとんどフルの状態で欲しくなるんでしょうけどねぇ(笑)。
気になる出音ですが、まずは上のサイトにサンプルが大量にございますので、ぜひ聴
いてみて下さい。すでにソフトシンセが市民権を得て何年も経っていますので最近の
ソフトシンセの品質を知っている人はそうでもないでしょうけど、昔のDTM音源しか
知らない方はその進化に失禁されるかもしれません(笑)。こういう音は波形容量を
無限に投入できるソフトウェア音源でないとできませんからね。ハードにはできない
芸当です。
さて、私が聴いた感想をさくっと。音の良さは言うまでもありませんが、VSLと
比較して、楽団のカラーが違うことを思い知らされました。
VSLをウィーンフィルと言うなれば、QLSOはロンドンフィルって感じ。
音にクセ(というか個性)がありますなあ。あくまでサンプルを聞いた感じだけど。
イメージはイギリスの煌びやかで派手な、華麗な出音。
VSLはスタジオ、QLSOはホールというレコーディング場所の違いもあるようで、
ミックスのときの定位やリバーブの当て方に差がありそうですな。
個人的にはVSLの方が好みかなあ。アーティキュレーションもそうですが、QLSOは
ホール全体のリバーブを併せたアンビエンス成分があるので、ものすごくミックスが
しやすそうな反面、別のオケに特定のQLSOパッチを持ってくると混ぜるのに苦労し
そう。かなり乱暴な言い方をすれば今は無きE-MUの「Proteus Orchestra」みたいな、
一台完結型が向いているかも。このあたりQLSOほど個性を主張しないVSLは、料理の
仕方で色んな使い方ができそうな気もします。
ただね、一概にどちらとも言えないんですよ。両方買えるわけ無いので無駄な文字数
ですけど、できたら両方を使い分けたい(笑)。
ちなみにこいつらをまともに動かそうとなれば、かなりスペックの高めのPCが必要に
なりそうです。CPUは3GHzクラスの最低デュアルコア。出来ればトリプルかクアッド。
メモリは3GBは最低ライン。HDDもライブラリだけで数百GBクラスになるので大容量。
もちろん、ハードシンセのROMと違って読み込み量が半端じゃないので、高速インター
フェースと大容量バッファ、高回転大容量プラッタを備えたHDDを。それをできれば
RAIDにしたいところ。この他にVSTi対応DAWとオーディオカード。
……無理じゃ。
経験からいえばウチの環境でも24bit/44.1KHzのサンプルをステレオで64トラック
重ねるだけで相当に重いことになりますので、これを越えるサンプルをアーティキュ
レーションの分並べるとあっという間にフリーズ作業が必要になるのは容易に想像が
つきます。
新しいPCが欲しいなあ、と思うと同時に、これらの作業が簡単にできるようにどんどん
パソコン様におかれましては進化を続けていただきいと思うのでした。
話が逸れましたが、こういったソフトとか、色々調べたりしている今日のこのごろです。
興味のある方はこういったライブラリを調べてみると各社の差があって面白いですよ!