「時を刻む唄」ようやくCDゲッツ!
わーい。良すぎてエンドレスループです。超研究中。
フルサイズの歌詞を見て驚愕!アニメバージョンでは分からなかったけど、
まさかあんな歌詞になっているとは!ネタバレだから書けないけど、やりおる。
そしてLiaさんの歌声がどこまでもマッチしまくりです。
この手の歌を歌わせたら右に出る人は少ないのでは。Keyのボーカルを担当した歌手で
この曲の歌手をキャスティングすることを考えてもLiaさん以外に思いつかない曲だ。
さて、この曲の特徴としてはやはり変拍子なことですかね。
この曲をソルフェージュでちゃんとカウントできる方はドラムやパーカッションを
リズム感良く叩けるようになります(笑)。興味のある方は拍子を取ってみよー。
ちゃんと検証したわけではないですが、フルサイズ版を軽くなぞったところ、
2/4
4/4
6/8
7/8
5/16
6/16
大雑把に分解するとこのくらいで構成されている模様。多分。
途中で変則的(周期的)に1拍~2拍入るところがあるから余計分かりにくいかもしれ
ないですが、変拍子つってもベースが4分(8分)音符で取れるので音楽理論やってれば
そんな難しい部類ではないです。けど、音楽をしない人が拍子を取ろうとすると結構
大変なことになるやもしれませぬ。難しい方は指を折って数えると数えやすいかもです。
それにしても、これだけややこしい譜面をポップスとして変拍子を感じさせずに歌う
ことができる編曲が見事ですね。メロディーがしっかりしてないとこういう曲は歌い
やすくならないんですよ。ということは歌詞の文字数も韻の踏み方も秀逸だといえる
わけで、なんかべた褒めになってしまうな(笑)。とにかく素晴らしい。原曲が4/4
メインの曲とは思えん。勉強させていただいてます。
歌詞、歌手、曲調の解説をしたので、最後にミックスと音色の話。
とりあえず、最初に感じたのが「なんかミックス変わったなあ」ということ。
ミキシングエンジニアに見慣れない人がクレジットされているので、エンジニアが
変わったのであればミックスも変わるのは当たり前なんですが、「鳥の詩」や
「Light Colors」世代のミックスとは明らかに違う、より透明感のあるミックスに
仕上がっています。
Keyのこれまでのボーカル曲ってボーカルの定位が甘めというか、すこし奥まって
ぼかしたアレンジがされ続けてきているのですが(これには曲調はもちろんあります
けど、主にリバーブやEQ、あとダブリングといったアレンジの際のその時々で選択
した手段による影響が大きいかと思われますが)、この曲はボーカルを前面に押し
出したアレンジになっています。ある意味ボーカルが本当にうまくないとできない
ミックス。こういうミックスしたいけどボーカルの実力の問題でできないエンジニア
が多いんじゃないかなぁ。
なんか良い意味でこれだけ耳に突き刺さるボーカル曲を聴いたのは久しぶりな感じ。
音圧も計ったけど、平均よりちょっと大きめなくらいで、別段ポップスにしては大き
なわけでもなく。やはりミックスによるところが大きいです。900STを使って聞いて
いてこれだけがっつりモニター寄りの音を出してくるボーカル曲は久々でいいなあ。
個人的にはこういったミックスが好きです。
「この曲ってどんな印象?」と聞かれれば「柔らかく優しい曲」と答えるような
曲調なのに、ミックスは透明感と突き刺さるくらいはっきりした解像感がある曲と
いうのも面白いです。
音色に関して言えば途中で流れるストリングスが気持ちいいですね。生じゃなくソフト
シンセで鳴らしているのは分かりますが、適度なリアル路線なのが実にマッチしていま
す。ソフト音源は今後こういう使い方になっていくんだなあ、としみじみ。
あと、ギターが定位を広げるのに一役買っています。縁の下のいい仕事してます。
最後のグロッケン風のフェードは要るのか微妙ですけど。きっと意味があるのだろう。
……いかんな、いくらでも書けてしまう。この辺にしておきます(笑)。
そんな感じで研究しながら聴いていますが、これは愛聴曲になりそうです。
Key全般の音楽が好きな方には諸手をあげてオススメできる一枚です。