日本でも13日、昨日からWindows7のベータ版がリリースされましたね。
仕事柄触らざるを得ずといった感じではありますが、とりあえずMSDNから
ダウンロードして自宅にも入れて早速検証を開始しています。
いやー、ダウンロードが重かった(笑)。さすがにアクセスが集中してます。
つーわけで、今日は超簡単な「Windows7Beta」ファーストインプレッションを。
感想をフィードバックするのはテスターの重要な仕事です(笑)。
(ここに書いても意味ないんだけどね~:笑)
※以下の内容はWindows 7 Beta(Build7000)32Bit日本語版について記述して
ありますが、体感には個人差があり、また結果は環境により異なる可能性が
あることにご注意ください。
ちなみにテスト環境はPentium 4HT @3.4GHz、Radeon9550、2GB RAMに
なります。
ISOのバイナリサイズはVistaと近い約2.5GB。
Win7がVistaのカーネルを使っているというのがここでも分かりますな。
WhistlerやLonghornもベータテストしてるんですが、さすがに見た目は
Longhornとかぶる部分も多くてそんなに新鮮さはないね。
ていうかもうLonghornのテストから3年近く経つのか。早い。
インストールですが、作業にかかった時間はだいたい全部で25分くらい。
Vistaに比べてかなり早くなった印象があります。Vistaのインストールって
スペックによるけど、なんだかんだいって1時間コースは確実だったことを
考えるとインストールはだいぶ簡単になったね。良いことだ。
エクスペリエンス・インデックスについてはVistaのときと比べてグラフィック
周りのチェックの項目が増えている気がするんですが、ちょっと確認できて
いません。
それでも、評価点数自体はVistaと変わっていないので、指標が変わったと
いうことはなさそう。Vistaでは最高点が5.9でしたが、Win7では最高点が
7.9に引き上げられています。新しいグラボやCorei7、クアッドコアあたり
が浸透してきて性能があがってきたことが要因でしょうが、ま、相対値に
変化はないので、ここは大きな問題ではないと思います。
ちなみに新規インストールでだいたい9GBくらいHDD容量食います。
(SSはちょっといろいろ入れた段階で撮ったものなので、インストール
直後はもう少し少ないです)
……ここら辺、SSDのNetbookとか障壁になりそうですね。
Win7はNetbook用のコンフィグレーションを出す気も無さそうだし、SSDの
容量が先に増大するか、UMPC用のXPサポート期限が先に切れるか。気になる
ところ。
起動時のメモリ消費はクリーンインストール直後でだいたい600MBくらい。
Vistaとそんなに変わらないか、少し減ってる感じでこれまた好感。
もちろん、これは起動直後なわけで、作業を始めれば(内容にもよるけど)
さくっと1GBくらいのリソースは必要になってくる感じ。つまり、メモリ周り
の要件はVistaと同等か少しマシになるかな、といった感じで、快適に動かす
のであればやはり2GBのラインは必要ということになると思います。
(先日のエントリーで紹介した
VAIO Type P に早速Windows 7を入れてみた
という記事が出てますね。やはりVistaより軽いようで、朗報ですな)
とはいえ、Vistaはメモリ食いすぎ、なんて言ってたのにこれだけメモリ安く
なっちゃうと「メモリ増やせばいっか」って思えるからよい時代だ。
メモリ管理がXPのときより進んでいるからそないに神経質にならなくても
いいと思うんだけど、メモリが枯渇していた時代が長すぎて「メモリ消費
増大=悪」といった図式がなかなか払拭されないのだろうけど。
もちろん無駄に食っちゃダメだけど、基本的にメモリは使ってナンボです。
そういや、ReadyBoostなんて使っている人まだいるのかね。
いや別に他意はないのですが、やれSSDだ、やれ大容量メモリだというように
なっちゃって、あっという間に使うシチュエーションが減ってきたような。
とはいえ、まだまだ古めのノートとか需要はあるだろうから使える
テクノロジーは活用していきたいところですな。
閑話休題。続いてWindows7の使用感ですが。
方々で言われることだけど、軽く触ってみて思ったのはかなり安定している
ということ。聞いて知ってはいたけどベータでこれだけ安定しているのは驚き。
Longhornの時なんかRC1の段階のBuildでも結構悲惨だった記憶があるんですが。
似た環境で評価するためにLonghornの時の同じような環境でテストしているん
ですが、Vistaが快適に動くスペックであれば何の問題もない感じですね。
当然っちゃ当然。
ちなみにMicrosoftによれば、
(引用ここから)
Windows 7 の一部の機能 (テレビ放送の視聴や録画を行う機能、または
ユーザーの「タッチ」によるナビゲーションなど) には、高度なハードウェア
または追加のハードウェアが必要になる場合があります。
(引用ここまで)
ということなので、 メディア系操作など新フューチャーを使うのであれば
もう少しスペックが要りそうです。……私の環境では確認はできません(T-T)。
お次はブラウザ。IE8が標準で実装されます。
使った見た感想は……検証用に入れたXPのIE8とそんなに差は感じることができず。
暗号強度がXPまでのIE8が128bitだったのが256bitに強化されてくらいかな。
……いや、まだ触り始めたばかりなんだけど。ただ、起動はXP版より早い気が
します。
VistaのときはIE7がVistaバージョンとXPバージョンなんて分かれてたけど、
今回見た限り差はないような気がします。WebSliceは普及するのかねぇ。
検証用用IE8はレンダリングの挙動がおかしいことが多々あって、そこがどう
なのか気になっていたのですが、おおむね良好です。
ただ、やはりFlashが入ったサイトなどはスクロール時にレンダリングが
かくついたりするのは相変わらず。あと、これは自分の環境のせいか分か
らないんですが、フォントが微妙におかしくなることがあります。
ほかにもブラウザのデフォルトフォントをMSPゴシックにしていても
メイリオで表示されるページがあったり、何を基準にどのフォントを選んで
いるのか挙動がよくわからんときがあります。ま、このあたりもう少し検証
が必要なので深くはつっこまないでおきましょう。
ちなみにユーザーエージェントの表示は『Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0;
Windows NT 6.1; Media Center PC 6.0)』。ちゃんと表示されてますね。
WMPのバージョンも12にあがりました。
見た目もコンパクトになって個人的には使い勝手はそう悪くない印象です。
ただ、まだチューンがうまくいっていないせいなのか、PCのほかの処理が
カクつくとノイズが入ったりといった問題を確認しています。
面白かったのが、ペイントのソフトのUIがOffice2007のようなリボンUIに
変わっていたこと。ほかにもあるのかな。2007使ってないんで少しだけ
とまどいましたが、これもまあ慣れなんでしょうね。
ほかにも多少文字化けするアプリがあったり、マウスのドライバが専用の
ものがうまく使えなかったりと、ベータならではの問題もまだ散見される
ものの、このあたりはじきに解決するだろうことなので、支障はないでしょう。
それよりも我々DTMerが気になるのは、特にサウンド周りなんですが。
ウチの場合、使っているMIAなんかは案の定そのままでは使えなかったの
ですが、Vista用のドライバがリリースされているのでそいつを入れてみた
ところ何の問題もなく動作しました。
Vista対応ができているアプリであれば割りとスムーズに移行できるかも
しれませんね。DTM系のドライバっちゅうものはすぐに新しいドライバが
出てくれないという悲しい宿命があるのですが、XP→Vistaの時と違って
多少明るい要素といえると思います。
とはいえProToolsとか専用ハードウェアボードを制作に使われている方は
Win7用の専用ドライバなんてものがまだリリースされているはずもなく、
リリースを待つしかありません。Vista用のドライバが使えることを祈るしか。
ここら辺は動けばラッキー、動かなければ対応を待つしかないですね。
見た目の変化が大きく注目度が高いタスクバーですが、これも使ってみれば
なかなか合理的です。履歴が残るの大嫌い人間にはちと辛い仕様変更とも
いえますが、これだけローカルにストックするデータが増えてくると、本人も
管理しきれないケースがあるので、時代の流れとして止むなしだと思います。
Googleデスクトップが雄弁に物語っておるしね。
Vistaで大不評だったUACもかなり改善しています。うっとうしいバルーン
警告も最小限に抑えられてるし、いい仕事してますね。
そんなWindows7もただ一点気になる点が。
相変わらずメモ帳を編集して保存しようとしたときにリソース不足のエラー
メッセージが表示されやがるバグが残っているのですよ。これ、XP以前から
あるけど、いつになったら直るんでしょう。さすがにそろそろ直していただき
たいのですが。ね、どうでしょう、Microsoftさん。
長くなったのでこれで最後。どうでもいいことだけど、個人的に笑ったのが
起動時の読み込みの際のグラフィックが異様にかっこいいこと。
あれです、XPまでの起動時の読み込みで、黒画面にOSロゴが表示されて
インジケーターが動くあの画面。Vistaではロゴが省略された簡素なもの
でしたが(読み込みスピード対策か)、7ではMicrosoftらしからぬOSロゴの
アニメーションを披露してくれます(笑)。無駄にこだわっているんですが、
これだけOSの出来がいいと許してあげちゃいたくなりますね。
というわけでまた長いエントリーになってしまいました。
短評としては「予想以上にいい感じ」。
どうかするとベータ版ということを忘れてしまうくらい安定していて、
そのまま乗り換えてしまおうかしらと思えるくらい快適なのは評価に値すると
思います。Vistaの二の轍は踏まない、といったところでしょうか。
スペックさえ満たしているのであれば、XPユーザーもこれなら乗換えを検討
する人が増えるのではないでしょうかね。RTMは早ければ2009年夏といわれ、
最短で冬モデルあたりから市場に出回りそうです。問題が出てこなければ、
なんでしょうけど。ともかくどうなるのか動向には注目ですね。
まだまだ検証は始まったばかり。いろいろといじくり倒してみたいと思います。